まいど〜みなさぁま〜

平成最後の法善寺寄席は昭和の風情。

今や貴重な音曲漫才、暁トリオ師。

全員着物で楽器持って。

なかなかおまへんでー。

お三方の師匠は暁照雄師匠。

はい!

宮川左近ショーのお一人ですね!

照雄師匠は入って間もない私にも優しかったなあ。

でも、芸や芸人への想いは人一倍でした。

一度、B1角座の楽屋にいて、照雄師匠が着替えてはる時に、いきなりうちの師匠(桂福団治)に

「そこジャマや!お師匠はんが着替えてるやろ!!」

と怒鳴られた。

後で気がつくと、照雄師匠と、前の方にある鏡との間に私がいてジャマになっていた。

ああ楽屋の座り位置は常に気をつけないといけないなあと学んだのだが、後で師匠から

「照雄さんはな、昔『うしろにも目がついてる』と言われるくらい、楽屋の中にいる人間全員の動きを常に見てるんや。お前が鏡のジャマになってるのを気づくか、それを師匠が注意するかも見てる。あれだけ優しいけども、厳しさも持ってる。芸人の中の芸人や。」

と教えてもらった。

そんな、些細やけど大事な場面が日々の修業の中にあり、今の私があります。

感謝。

2019年03月20日 | Posted in 福丸ブログ | | No Comments » 

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